bonの暮らし

メンヘラの備忘録

毒親って、社会でも漏れるんだゼ。

年が明けて、三月も経ってしまいました。

bonは1月末、急に異動になりました。2月頭には教育係の人が異動し、ある人(Aさんとします)と二人で仕事を回していくことになりました。

 

今まで、女性数十人に囲まれて、特に何事もなく平凡に仕事をしていたつもりでした。

 

Aさんに、あることないこと、人格まで、罵倒されました。

何もしていないのに、です。二人の部署なので、誰も聞いていない。つまり、中立的な立場で物事を見てくれるひとがいない。Aさんが吐いた言葉たちが、毒親がボンボン吐く言葉でした。

 

最初は、わたしが優勢でした。急な異動で大変なのね、Aさんが悪いわねと。係長もベテランもです。しかし、今週また同じことが起こりました。会社で泣いて、家でも何も食べず泣いて寝ました。朝、職場でも泣きました。泣き虫みたいでいやでした。

 

わたしを罵倒した人は、絶対に自分を悪く言いません。反省もしません。他人には自分を良いように話します。だんだん係長やベテランは、わたしを疑うようになりました。わたしも一度目の罵倒から、Aさんのことを大嫌いになり、素直に受け取れなくなっていたかもしれません(←こういう自省もない)。加えてAさんは、誰も見ていないから大丈夫だと仕事の最低限のルールを守りません。それで前代未聞の前科があるのに、です。何しにきてんだ、仕事だろと私と教育係の人は思っていました。

Aさんと一緒に仕事をしていた教育係の人は、Aさんのミスを本人に言うと面倒なことになるとわかっていたため、自分で全て処理していました。わたしが仕切って、Aさんのようにすればよかったと思うのですが、Aさんは自分のほうが仕事ができると思っていて、終いには遠回しに遅いと言われました。もう何が起こってもしらねえ、Aさんの言うとおりにしようと決めた矢先でした。

 

もうこんなとこでやってらんねえ

 

そう思って、転職サイトに登録しました。

 

帰宅して涙が止まらないわたしを見て、母は「係長に言ったの!?こんなことで働けませんって。前の部署に戻してくださいって」と言ってくれました。

お昼ご飯を一緒に食べてくれるお姉さんも「すぐにやめるんじゃなくて、異動届出してみたら?」とアドバイスをくれました。

 

この二つがなければ、辞めていたと思います。

 

もう限界です

 

係長に相談しました。係長は、わたしがコミュニケーションを取らないからだ、わたしの言葉の受け取り方が問題だと言いました。Aさんは係長に気に入られています。Aさんも係長のことが好きみたいです(既婚者同士で25歳差くらい、心底気持ち悪い)。

「これからどうすんの?他んとこいっても何か言われたらどうすんの?」

そう言われたって、一年近く何もなかった自分が、一か月足らずでこんなんなってるのおかしいと思いませんか?

結局、どこになるかわかりませんが、この部署は異動することになりました。よく言ったよ自分とほめてやりたいです。

 

 

さて、長くなりましたが、これ前置きです。

 

Aさんは、二人きりで一緒に仕事をした人にしか、毒を吐きません。ずっとふざけてる変なおばさんにしか見えません。お姉さんもわたしのことを心の底から信じてはくれていないようでした。

 

今回の事件で、わたしのことを理解してくれていた人がひとりだけ、います。

Aさんと一緒に仕事をしていた教育係の人です。

 

Aさんと一緒に教育係の人はお昼ごはんを食べています。その時に、Aさんが一切話しかけてこない、無視される、といったことがあったようです。また、教育係の人は仕事ができ、ミスが許されない部署なので、Aさんの仕事の仕方に違和感もあったようです。

 

しかし、教育係の人は、わたしが言うことをやはり信じ切れていないところがあったようでした。タイミングよく、Aさんが事務所で話をしているとき、教育係の人もその場にいて、Aさんの話を聞いていました。

自分を悪く言わない、反省しない。

↑ひっかかっていたところがここだったようで、スッと腑に落ちたようでした。

 

「もうだめだね、あれは治らないね」

「bonちゃんの言うとおりだったね」

 

もう、一人でも理解してくれる人がいるだけで幸せです。

 

今までも、子育て中のひとは当たりが強くなることもありました。でも、そういう人も尊敬できるところがあって、心底嫌いになることはありませんでした。

 

毒親が世間体は良いことを思い出しました。

家のなかではとんでもない精神的虐待をしているのに。

精神的虐待は、目に見えないものです。しかし、人間は感じ取ることができます。それを言語化することが難しいのです。

わたしと教育係の人しか完全に理解できていないこの社会の毒。なるべく近づかないようにするとともに、これからこの部署に入る人の幸せを願います。