本能に負ける人間
これまで生きてきて、何度か母に訊いたことがあります。
「どうして弟を産んだの?」
そう、わたしと弟は年子なのです。しかも、学年的にギリギリ。
(つまり、実質2年離れている期間もあるということです)
そのころ、子ども同士は年を離したほうがいいと、世間に洗脳されていたので、訊いたんですね。
答えは、
「だって、大きくなってくるとさ、また小さい子に会いたくなってくんのよ。」
つまり、大きくなってわたしはかわいくなくなってきた。←当然です
わたし以外にもう少し小さい子がほしい。
信じられませんね。
いやいや、そう思っていても、実の娘にそういうこと言えるの神経を疑うわ。
どの動物も赤ちゃんてかわいいですよね。
実はそれ、本能的にプログラミングされているんです。
この子は赤ちゃんだと。(猫や犬も人間の赤ちゃんには優しいですよね。)
これを「ベビーシェマ」と呼びます。
これをうまく使っているのが数年前にヒットした「ゆるキャラ」です。
つまり、ベビーシェマに沿わなくなってきた娘がかわいくなくなってきたから、
次の子どもを作っちゃったんですねえ。
はあー。ばかばかしい。
わたしは記憶にないですが、弟のおしゃぶりを奪ってまで咥えてましたからね。
実際に写真もあります。
そのあと、爪噛みに発展するわけですが。※現在はしてませんよ
心理的余裕がないなら、作るな産むな。
余裕がなくなって、甘えられる環境とか相談しないんだったら、作るな。
このスタンスはたぶん一生崩さないでしょうね、わたし。